「自分はどうありたいのか」個の時代で生き抜くための秘訣を探る

REPORT

昨今、大手企業であっても働く人たちの副業が認められ、「働き方改革」の流れをひしひしと感じられますよね。さらに、「副業元年」を迎えた2018年、そして2019年は個人としてどう振る舞えばいいのでしょうか。

Okinawa Dialogでは去る2018年12月29日に「個の時代で生きるための極意」をテーマに、会社勤めとフリーランス、それぞれの領域で活躍する飯高悠太さんと三輪きららさんのおふたりをお招きしたトークセッションを開催しました。

「副業から複業、そして個の時代へ」 おふたりから語られた極意をお伝えします。

※登壇者の肩書きは、開催時のものです。

個の時代で生き抜くための、「6つのポイント」

個の時代……そう聞いて、ぴーんと来ないかたもいるのではないでしょうか。

ランサーズ株式会社が発表するフリーランス実態調査によると、フリーランスとしての働き方が広がってきて、「副業系すきまワーカー」「複業系パラレルワーカー」「自由業系フリーワーカー」「自営業系オーナー」と広義としてのフリーランスは744万人(2018年度)まで増えています。

そのため、これまでは企業勤めとフリーランス、それぞれが独立した存在だと考えられてきましたが、現在企業勤めでありながらNPO団体に関わったり、あえてフリーランスというポジションを保ちながら企業内でチームマネジメントを行なったりと、個人にフォーカスされ、活躍できる領域が広がっているのです。

個の時代の生き抜くためのポイントとして、「SNSとファンベース」「価値観の発信・メディア」「属人的と組織的」「会社員とフリーランス」「沖縄と東京」「肩書き不要論」を挙げた。

関わりかたの変化をふまえて、トークセッションではOkinawa Dialogから飯高さんと三輪さんのおふたりに、個の時代の生き抜くためのキーワードをぶつけてみました。

はじめに、個の時代における「会社員とフリーランス」から。ベーシック株式会社執行役員でありながら、NPO法人「soar」アドバイザーや「Books&Apps」マーケターをなぜ行なっているのか。飯高さんは、自身の軸を教えてくれました。

飯高:わたしは、知人から「いっしょに、(事業を)手伝ってくれない?」と相談されることがありますが、企業や団体が行う事業への共感以外にも、半歩ずらす働きかたができるのかで考えています。

たとえば、フリーランスになったとき、得意な領域を他の事業やひとたちに提供するのって、あくまでわたしという軸からずれることはないですよね。

でも、企業で働いているならば、他の事業へと転換したときに得られるスキルを、そのまま自社へとさらに還元できるので。個人の価値も、こうした循環によって生まれるんです。

もうひとつ。どんな仕事であっても自分はどうありたいのか、未来軸からブレないように心がけています。

だから、「わたしはこうありたい」を素直にぶつけて、尊重する企業や団体に関わることで働くモチベーションは上がるし、これからの時代、どう変化しても自分は自分で居続けることができるんです。

フリーランスであっても、企業に信頼されるために

会場には、企業に勤める20代を中心に約20名のかたが来場。

続いて、個の時代で抑えておきたい「沖縄と東京」について。沖縄に住みながら、育児とフリーランスを続ける三輪さん。沖縄にとどまらず東京での仕事を行うさいに心がけていることを、次世代のひとたちへと伝えられました。

三輪:現在、東京のクライアントさまからの仕事を多く請け負っています。これはあくまで自分が仕事をこなすためにそうしている、というだけですが、企業でいう育児休暇や年末年始などはとくにありません。フリーランスは好きなときに好きなように働ける、とは限りません(笑)。

そのなかで、わたしがフリーランスを続けると決めたときから心がけている、「知識と知恵」についてお伝えできたらと思います。

みなさん、知識と知恵の違いはわかりますよね。

知識はインプットであって、だれかの本を読んだり、上司のアドバイス、わたしなら新卒のときに飯高さんから教わったこと。知恵とは、たとえばTwitterでじぶんなりの考えをツイートする、こうしたアウトプットまでの過程や得られる結果だと考えています。

クライアントさまからわたしに任された役割があるなら、その役割に対してクライアントさまへ自分が提供できる知恵を最大限に発揮することが業務となります。

その上で、ビジネスを行うなかで当たり前のことは当たり前にやらなくてはならないなと。たとえば「納期を守る」。これは、どんな仕事でも欠かせないと思いますが、納期を守ることは当たり前です。そこにプラス、わたしなりの知恵をつかって、付加価値をつけていく。

これは当たり前と言ってしまえばそうですが、個人として仕事を受けるための秘訣でもあり、個の時代に必須だと思うんです。

編集記

トークセッションではお酒を飲みながら、参加者と近い距離でおはなしが進んでいきました。すべてはお伝えはできませんが、とくにおふたりが共通する「どうありたいのか」、それぞれの視点で伺い、わたしたちは改めて「to be(自分はこうありたい)」を問われていると強く実感しました。

本日、参加者に言葉のバトンとして渡った個の時代に生き抜く極意が、2019年の仕事への活力、そして前を一歩進むための勇気へとつながることを楽しみにしています。

その他、店舗の最新情報やイベントについてはこちら。