地域の、個人の、願いや可能性を支えるコミュニティ 「地方でのコミュニティの創り方」 レポート

REPORT

これまで、自宅と職場の行き帰りから、自分らしさを発揮する第3の居場所として『コミュニティ』の重要性が高まっています。

それがいまでは、地域や組織、世代をも越えて、共通の興味関心ごとによって人たちはつながり、コミュニティが醸成されています。

テスト

今回、CODE BASE OKINAWAコミュニティマネージャーの中司雄也さん、 D#の緑間なつみさん、そして糸満写真部の西さんをお招きして、コミュニティの魅力を中心に対話していきました。

企業型、地域型、自発型 コミュニティの成り立ちには答えなし

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そもそもコミュニティとは何だろう、といまいちぴーんとこない人もいますよね。

辞書で調べると「人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域、およびその人々の集団のこと」、とくに意識を持つことが重要なのです。

中司さん
わたしは、プロトソリューションと一緒に『宜野湾西海岸を、ITビーチに!』をビジョンのもと、沖縄でのエンジニアたちの裾の尾を広げていくために。

プログラミング未経験から1,000時間の学習をきっかけに、自走し、目標に向かって協力しあうコミュニティです。

西さん:
わたしは、もともと役所に勤めていて、地元の方に『糸満市の魅力はなんですか?』と聞いてみたところ、具体的なイメージを持っている方が少なかったんです。

県外から移住してきたわたしからみたら、こんなに魅力的なのに…と思い、写真を通して良さを伝えていきたいと思ったんです。

緑間さん:
沖縄に来てから、他のデザイナーと出会いことがなくて。だから、自発的に沖縄のデザイナー同士が集まってこれるような、そんなコミュニティが欲しいと思って創りました。

これまで、口コミなどで約40名に増えて頂き、デザイナー以外にも工芸チームができたり、Dと#にはデジタルとアナログが一つになっていくなど、広がりを見せています。

各々の目的意識によって生まれたコミュニティだからこそ、それぞれの課題があったりすると対話が広がっていきます。

コミュニティはしんどい? その分コミュニティの展開で意義を感じる

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インターネット上のオンラインを使ったオンラインコミュニティが発達しつつあるなかで、コミュニティを運営する側の課題もひとつではありません。

三者三様と思いきや、コミュニティの共通したデメリットは「しんどいよね…!」でした。

具体的には、「地域の行事ごとにあわせて休めない」「本業との兼ね合いが難しい」「自発的なコミュニケーションをどう生み出せばいいのか…」などが挙げられました。

会場には、南風原でカメラコミュニティを立ち上げたばかりの方がいらっしゃったので、その方にむけて『コミュニティだからできること』についても語らいました。

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*当日のトークセッションのテーマ

西さん:
今、日本中高齢化が進んでいて、担い手や後継者育成でなかなか文化継承が進んでいませんよね。

わたしは移住者ですが、コミュニティをきっかけに糸満の地域ごとに参加させてもらったり、受け入れていただいたり。

他にも、写真を通してデータ保存や糸満写真部に参加してくれた方がこうした文化に興味を持ってくれることで、改めて『糸満っていいよね』と思ってもらえているので、意義をすごく感じています。

▶︎編集記
中司さんからは、「沖縄のコミュニティ事例が名古屋、東京に広がっている」と語るように、それぞれの取り組みが少しずつ県外に真似されるようになってきました。

地域の、また個人同士が抱える課題を解決していくコミュニティだからこそ、沖縄から先進的な事例として広がっていくんだろうなと思いました。

登壇者プロフィール

1. 中司 雄也(Nakatsukasa Yuya)さん

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OKINAWAコミュニティマネージャー
1990年8月兵庫県神戸市生まれ。
大阪府立大学経済学部を卒業後、東京のITベンチャーに就職。その後広告の制作会社、Web制作会社を経てフリーランスとなる。

コミュニティマネージャーとしてCODE BASE OKINAWAでプログラミング教室を開講しており、現在150名以上が受講。プログラミングを使って仕事にできるようになるための1000時間の学習を目指しているエンジニアコミュニティを運営。
そのほかではWeb,SNSマーケティングや広報をメインとして活動しています。

プログラミング教室9期募集中

2.緑間 なつみ(Midorima Natsumi )さん

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1986年生まれ。大学(経営学部)卒業後、1年制の専門学校に通った後、東京のweb制作会社にデザイナーとして入社。結婚を機に夫の出身地である沖縄に移住しフリーランスとして独立。現在は県内案件の他、県外の案件もリモートワークでお仕事をしています。沖縄でのXD初心者講習開催がきっかけとなり、AdobeXDUFes2019沖縄の企画、進行などを担当。

D#

3.西 康代(Nishi Yasuyo)さん

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1976年生まれ兵庫県神戸市出身、糸満市在住のフリーランスフォトグラファー。出産を機に2008年より沖縄へ移住。主に沖縄の海や風景写真、伝統芸能、伝統行事の他、イベント撮影等を手掛ける。

2017年9月、糸満市嘱託職員在職中に副部長の川嵜紋と「糸満写真部」を当時の市民生活支援センター事業として設立。
写真で糸満を盛り上げるべく、SNSを通した活動を開始。その後、2018年より市民生活支援センターを離れ任意団体となる。

現在は地域密着型で市内企業より撮影依頼を受注。「企業×糸満写真部」としての新たな事業を展開し、自身もカメラマンとしての活動を行いながら、マネージメントも手掛ける。

糸満写真部