「多拠点」に憧れるまえに、WhyとWhereを具体化する 〜「多拠点」をゆるゆるひもトーク レポート

REPORT

ノマド、フリーランス、パラレルキャリア--

21世紀型の働き方として、SNSを中心に男性、女性を問わず「憧れのライフスタイル」として注目されてきました。

最近では、地方と都会を行ったり来たりしながら、それぞれの良いとこどりをする「多拠点生活」が注目されています。そもそも、こうした働き方ができる人がすごいのか、それとも…。

2月8日に、おきなわダイアログで多拠点をテーマに開催した「多拠点のリアルな裏事情を語る -「多拠点」をゆるゆるひもトーク 〜古性のち あいばたいき〜」。

多拠点を実践する古性のちさんとあいばたいきさんをお招きして、本当にその気になれば誰でもできる多拠点の方法を語ってもらいました。

古性のち / フォトグラファー、ときめき収集家・編集者、物書き。
書くこと・撮ることが本業。世界のときめきを集める蒐集家・編集者をしながら世界中、日本中を飛び回っています。2019年2月中旬〜タイ・バンコクと日本での二拠点生活をスタート。沖縄のメディア「おきなわマグネット」で編集のお仕事もさせてもらっています。沖縄大好き人間。年に3回はお邪魔してます。
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あいばたいき / クリエイティブディレクター、編集者
おきなわ移住応援WEBマガジン「おきなわマグネット」編集長。
沖縄に移住し6年目。東京の企業に制作のディレクターとして参加しながら、フリーランスとしてWEBメディアの編集からWEBマーケティングに関わるしごとをしている。沖縄と東京を主な拠点としている。

拠点とは、たとえ所持金が0円になっても暮らせる場所

2016年5月から約7ヶ月間、世界一周の旅に出かけたのちさんは、これまでに世界や日本のさまざまな地域を訪れてきました。

そんななかで、2019年2月からの拠点としてタイのバンコクを選び、日本とバンコクの2拠点生活をはじめました。そんなのちさんから、拠点の選びかたについておはなしがありました。

のち:わたしは、拠点と思えるための基準があって。そのひとつが、その地域を訪れたときに、所持金が0円になっても暮らせる場所だと思う。

たとえば、友人がいて家に居候させてもらえるとか、一緒に働きたいと思えるひとがいたり。だから、さまざまな地域を暮らしてきたのも、その土地に住むひととの関係性をつくっていくためであって、ある意味投資だと思っているんですよね。

だから、多拠点は簡単ではないし、ただ思うだけでもはじまらない。ちゃんとね、その地域で何度も暮らしてみないとわからないし、旅とは出会えないひとと出会おうと思っているんです。

「東京だからできる」ではなく、「地方でもできる」を実現する

当日は、会場以外にもSNSからふたりに聞いてみたいことを集めながら進めていきます。そのなかで、「なぜ、多拠点をはじめたのですか」と素直な意見をもらいました。

のち:2016年5月に、世界一周するために日本を飛び出したのが、初の海外への旅で。そこから、東京を拠点に活動してきましたが、「東京にいるから、(のちさんみたいに)できるんでしょ」といわれたのがショックで…

だから、東京ではなく、私の好きなところを拠点にして、多拠点の暮らしを実現したかったんです。もちろん、大変なことばかりですが…。

そのなかで、SNSのメッセージで、「どうしたら、多拠点ができますか」と人生相談を受けてこともあって。でも、多拠点は手段のひとつであって、目的ではないので。

①多拠点をなぜしたいのですか?
②拠点をどこにしたいのですか?
③とにかく、その地域へ行ってみよう

ぼんやりやってみたいから、住みたい土地とその理由を具体的に探しながら、行動してみるといいよと伝えています。

「沖縄ではできない」ではなく、「沖縄だからこそできる」を見つける

旅をしながら、拠点を増やしていくのちさんとは反対に、「半分会社員、半分フリーランス」と語るあいばさん。企業に帰属しながら、どのように多拠点を実現してきたのでしょうか。

あいば:正直、僕のように会社に関わりながら、沖縄と東京、2拠点は難しいと思いますね。それは、こうした働き方でもいいと言ってくださる企業と出会うのって、運もあると思うんです。

でもたまたま、2年前に、みんなの移住ドラフト会議2017へと参加してみて思ったのが、首都圏以外の地域に住むひととの繋がりはつくりやすいように思いますね。

なぜなら、地域での課題や悩みは、お互いにその気持ちが通じるところがあるので。共通意識というか、一緒にやろう! と発展しやすい。

実際に、僕が編集長を務めるおきなわマグネットでも、移住ドラフト会議で生まれたご縁をきっかけに、仕事の依頼を行える機会を頂きましたね。

好きなモノ・コト・ヒトを伝えることで、地域をこえた関係性を

「好きなことで生きる」

YouTubeのコーポレートメッセージのように、多拠点での仕事や暮らしを実現してみたい、旅しながら好きな場所で仕事をしてみたい。

最後は、多拠点生活を目指して行動するひとたちに、ふたりから「情報を伝え方」で大切にしていることを教えてくれました。

のち:有難いことに、私のTwitterアカウントに10,000人がフォローしてくださって。たくさんのひとたちが、日常のつぶやきに反応してくれています。

その中で、あるひとから「私のTwitterのフォロワーが100人しかいないから、やっていて意味がありますか?」と相談を受けたことがあって。

でも、100人ってすごいことで。学校のクラスでいえば3クラス分のひとたちがあなたのつぶやきを見てくれるだよ、と伝えたことがあります。

人数とかテクニックの前に、見てくださるひとに、(自分の)好きなことをきちんと伝えるのが大切で。もしかしたら、つぶやきに反応してくれるひとが、あなたの住みたい地域のひとかもしれないので。

 

あいば:昨今、SNSでの情報発信って見返りを求めて行われることが多くて。本当は、大事なことってのちさんのように、好きなことを伝えていくこと。

僕も、ブログツール「note」で好きな神社のことを伝えると、同じく神社が好きなひとが反応してくださったり。

どうしても、人間だから見返りを求めがちですが、好きなことに限らず、ひとであっても、ものであっても伝えてほしいなと思います。

編集記

当日は、約17名のかたがお越し下さって、ありがとうございます。おきなわダイアログのTwitterから当日の感想をお届けしました。

Twitterのハッシュタグ「#多拠点ひもトーク

Special Thanks おきなわマグネット様

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