一瞬を切り取るプロフェッショナル!G-KEN写真教室「ヒトの魅力が引き立つ人の撮り方」レポート

REPORT

OKINAWA Dialogでは10月6日から15日まで、食に関わる方たちを中心に、沖縄の魅力を紹介する季刊誌「おきなわいちば」の『日々の写真展』が行われました。その中の企画のひとつとして、10月9日にはおきなわいちばで活躍するカメラマン・G−KENさんの写真教室が開催されました!

G-KENさんは、日常を切りとった風景写真から、作り込まれたアーティストのジャケット写真まで、幅広く手がけるプロフェッショナル。普段は、写真教室などで撮影の仕方を一般の方には教えていないため、貴重なチャンス。当日は満員御礼になった様子をレポートします。

「タイミングが重要」G-KEN作品を見て学ぶ!

まずは、G-KENさんが今までに撮影した写真を、ひとつひとつ解説してくれます。

前半は、沖縄やメキシコで街中にいる人を切りとったスナップ写真の紹介です。

G-KEN
自然の状態を撮ったものが多いですね。被写体がカメラに気がつくか、気がつかないか。このタイミングが重要なんです。

 

例えば、まったく気づかない時に撮ると自然な表情を写せていいことも。反対に、気づいた直後に撮って目線が定まっている方が、かっこよくキマることもある。被写体によって、どちらがベストかは変わります。

相手に近づくタイミング、カメラを構えるタイミング……シャッターを切る前にも、大切なポイントがいくつもありました。

後半は、あらかじめ撮影場所や構図を考えて撮影する、ポートレート写真の紹介。

特に野外の撮影では、天気の影響でロケハン通りの撮影ができないことも少なくないそう。臨機応変な対応ができてこそ、プロフェッショナルといえるのです。

G-KEN
ロケハンするときは、全体の構図を考えて、モデルに立ってもらう位置を決めておきます。とはいっても、急遽ライブ的に撮ることもあって、その方がいい写真が撮れることもあります 

 

参加者のみなさんは、G-KENさんの解説を感心するように聞き入っていました。直接お話しを聞くことで、一目見て「かっこいいな!素敵だな!」と思う理由が分かり、自分の作品にも生かすことができますね。

さっそく、野外で実践!

G-KENさんの作品をたくさん見て、真似してみたい構図や撮影方法を頭に入れたところで、G-KENさんと参加者のみなさんで外に出て撮影会です!

撮影場所は、OKINAWA Dialogの裏通り。一見すると何の変哲もない通りですが、G-KENさんは次々に撮影スポットを見つけていきます。写真の切り取り方(構図)を頭の中で考えて、背景になる色合いを見て、気に入ったところが撮影スポットになります。

まずは、G-KENさんがその場で撮った写真を見せてもらいます。そんなに魅力的な撮影場所でなくても、アップにしたり被写体以外をボカすことで、背景に余分なものが写りこむことがなく、満足のいく一枚になるんです。

「良いと思った瞬間をとにかく撮る!!」が上達の極意

G-KENさんに続いてみんなで撮影を始めた矢先……

なんとモデルさんの前に猫が登場!!
はじめは遠慮がちだった受講生の皆さんも、ここぞとばかりにシャッターを切ります。

パシャパシャパシャ……

猫さん、ありがとう、ごくろうさまです。

G-KEN
寄ったり引いたり、良いと思ったときに瞬間を撮って!

という声に応えるように、階段の上から撮っている生徒さんも! あのファインダーから、どんな風景が見えているのか気になりますね。

短い時間ではありましたが、参加者のみなさんはG-KENさんの撮影している姿を真似することで、構図を決めてからシャッターを切るまでのスピードがぐーんと早くなっていました。

 

お気に入りの写真を選んで、講評会!

撮影会が終了し、OKINAWA Dialogに戻ったら、各々が撮影したばかりの何十枚も写真の中から3枚選びます。寄り・引き・お気に入りの3枚です。

「なかなか良い写真がないな〜」と悩みながら選ぶ生徒さん。それでも時おり笑顔になるのは、いいなと思う一枚を見つけたからでしょうか。

最後に、生徒さんの写真を見ながら、G-KENさんが一枚一枚にコメントしていきます。

「レンズは何を使っているの?」

「ここをぼかしたらもっと良くなる!」

と具体的なアドバイス。「センスが光ってるね!」「構図がうまい!」と褒め言葉も多く、生徒さんの励みになっているようです。

G-KEN
みんなそれぞれ、いいところがある。たくさん撮って経験を積んだらもっと上手くなります!

 

と、最後は応援の言葉で締めくくりました。

G-KENさんの撮影を見ていると、構図、色合い、光の加減など、たくさんの情報を一瞬で考えているのか、と驚くばかりです。しかもアクティブに動きながら、モデルさんと話しながら……!

ただただ感心しているばかりではなく、私もいちライターとして、写真のスキルアップに励まなくては!次の取材からは、G-KENさんのカメラを構える姿を思い浮かべながら、瞬間を切り取っていきたいと思います。
(撮影・記事 チューリップ平岡)