「未来のチーム」は質問責任・説明責任を企業文化に 【沖縄キャンパス】 『未来のチームの作り方』発売記念!これからの「暮らし・働き方」を考えるメディア自らが実践する「チームづくり」振りかえり

REPORT

昨今、大手企業であっても終身雇用を続けられないと発表されるなど、働き方はこのままでいいのか、と課題感を持っている人もいるのではないでしょうか。

また、Webメディアやこれからのプロジェクトづくりで、いかにフリーランスと協働しながら、コア事業に注力、または伸ばしていけるのかをリーダーの素質が変わりつつあります。

8月8日7時30分に開催した、「本」を切り口にこれまでに5000人以上参加された東京・渋谷の会員制朝活コミュニティ「朝渋」と、新しい働き方LABとのコラボ企画第二弾。

当日は、10名以上の方が集まって、『サイボウズ式』の編集長・藤村能光さんを中心に、「北欧、暮らしの道具店」の株式会社クラシコム・編集チーム マネージャーの津田麻利江さん。そして、「イケウチな人たち。」の株式会社IKEUCHI ORGANIC・広報の牟田口武志さんを交えて、トークセッションをオンラインで受講していきました。

藤村さんのTwitter

津田さんのTwitter

牟田口さんのTwitter

未来の組織は「社員一人ひとりが自律してリーダーシップを発揮する」

これまでのリーダーといえば、強烈なリーダーシップを発揮しつつ、チームメンバーを引っ張るようなトップダウン型の組織といえます。

しかし、サイボウズ式の編集長を務める藤村さんは、とある取材で、自身がみんなを引っ張るようなタイプではなく、自分らしさを生かしたリーダーとしても「チームを作る」ことがわかって、著書『未来のチームの作り方』を出版されました。

藤村さん:
もともと、自分はビジョンとかを描いていなくて。そもそも、一人ひとり人には違いがあるはずと前提に立ち、個を生かす組織をどうやって作っていくのかを考えてきました。

そこで、チームの中であっても自分らしくいる、ありのままでいる上で、個が自立していく組織を目指しました。その一つの答えが、みんなが行動できる場づくりをすればと心がけることなんです。

では、どうやってチームメンバーがアクションできる環境を作れるのか。津田さんは、とにかくチームメンバーを、部署外を『見る』ことに注力していると言います。

津田さん:
「私は、強いていえば見るリーダーです。自分の中でリーダーは(クラシコムの経営)青木と佐藤。

そのサポートをする役割として、リーダーとチームメンバーを両方めちゃくちゃ見ます。だから、メンバーが理解していないことを補足として伝えたりして、橋渡しを行なっています。

お互いの共通点としては、「管理」することに執着せずに、メンバーたちにも自分らしく働けるように場を作っているように感じました。

「真摯であれ」 自主性を担保するための「1on1」を

企業によって週に一度、または毎日朝礼に集まって、ミーティングを行う機会がありますよね。

クラシコムでは、こうしてチームミーティングをやめて、1on1制度を導入。チームメンバーから本音を話しやすいひとときを共有できれば、自律性を高めているよう。

津田さん:
私は、一人ひとりと聞く場と聞く相手は大事だと感じていて。みんなにまとめて聞くのではなく、一人ひとりに『あなたにだから〇〇を聞きたい!』と伝えています。

今は、メンバーの趣味であるアラジンの話しをするぐらいラフで…こうした関係性を築けるほうが大事といえますね。そのために、例えば奇数月はフィードバック、偶数月は好きなことやものについて、などテーマを決めています。

そのはなしを「うんうん」を聞きながら、藤村さんは一言「1on1ってむずしくない?」と素直の感想をぶつけていました。追随するように、牟田口さんが語ります。

牟田口さん:
1on1は、時間的にも精神的にもしんどいですよね。でも、社員に対しての安心感や心開いてくれてる感じは伝わってくるんです。

全体ミーティングでは、つい成果を求める場になりがちになっているかもしれません。

藤村さん:
私は、メンバーと1on1をするとき「何かある?」から始めないようにしています。それってつまり、相手に興味がないってことで、一人ひとりを見て、興味を持っているならば話す事柄が出てくるでしょう。

メンバーと向き合うために、リーダーがいかにメンバーを見て、自分から心を開いていくのがコツです。

「信頼されるために、まず信頼しよう! メンバーに対して真摯に向き合うことだ」と聞き、沖縄会場に来てくださった方も腑に落ちている様子が見えました。

自己開示の方法は1つではない 自分らしい軸を大切に

津田さんのようにメンバーと1on1でプライベートを開示できたらと思いつつも、メンバーによって自己開示が苦手な方のもいるのではないでしょうか。

牟田口さんは、1on1について頻度やメンバーによって変えていると言います。それは、社内ルールだからではなく、必要だからやるからと伝えます。

牟田口さん:
私は、自己開示するためnoteを書き始めました。それは、あくまでも私からさらけ出すためであって、嘘偽りなくね。

一緒に働いていれば、メンバーから嘘は見透かされるし。それほど、メンバーはリーダーのことも見ています。だからこそ、普段の振る舞いが大事。

どういう行動すべきか、またリーダーの姿勢について問われるのは社内のメンバーに限りません。例えば、外部パートナーとして協働するフリーランスやアウトソーシングしている企業に対しても、同時にあなたを見ていると言います。

牟田口さんは、複業としてサイボウズに関わる中で、藤村さんからのフィードバックを経て、自分の仕事にも生かせると気づきました。

牟田口さん:
過去に、企業内にずっといることで、世の中から私はどう評価されているかと不安になりました。そんな中、複業として外に出ることで自分の価値を知ることができました。

現在、サイボウズで副業してきて、ときにおよび腰になることもありますが笑 実際に、藤村さん始め編集部からフィードバックをうけて、自信がついてきたんです。

結果として、私たちがつくるメディア「イケウチな人たち。」についても質が高まってきたなと感じます。

編集記

*新しい働き方Labのコミュニティマネージャー 久貝さん。

沖縄会場では、これからの「暮らし・働き方」を考えるメディア自らが実践する「チームづくり」の振りかえりとして、参加者同士それぞれ感想についてシェアしていきました。

沖縄に移住してきて、働き方にすごく悩んでいた。今日をトークセッションを通して、自己開示することが大事さを感じた。

フリーランスとして活動してきて、フィードバックをもらえること、すごく重要と思っています。クライアントによっては、成果物によって縁が切れるなかで、しっかりとフィードバックをしてくれると、ちゃんと見てくれているんだなと感じます。

会社に務めるひと、フリーランス、副業・複業に興味がある方が集まって、出勤ラッシュで流れていく車を横目に一人ひとりの立場で語り合える時間を持てたこと、嬉しく思います。

どの立場であっても、質問責任・説明責任を果たすことで、お互いが自分らしく働ける組織へと変わっていくのだなと感じました。

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