琉球古典音楽のコンサート「58組踊(ゴーパチクミオドリ)」とは?

REPORT

こんにちは。チューリップ平岡です!

沖縄の伝統芸能・組踊(くみおどり)の楽しみ方をもっと増やしていきたい!という思いから始まった企画「58組踊(ゴーパチクミオドリ)」。月に1度、月曜日の夜に開催している、上演時間1時間のショートコンサートです。

今回は、この企画についてお話しします。

はじまり

Okinawa Dialog がオープンしたてのほやほやの時に、私と歌三線の実演家・仲嶺良盛で企画を考えました。

私は組踊がきっかけで沖縄に引っ越してきたし、仲嶺は国立劇場おきなわが行なっている組踊研修の卒業生です。共通の「組踊をもっと多くの人に知ってもらいたい!」という志を胸に、ときどき一緒に活動しています。

2016—2017年には、「二人語り組踊」「ひとり歌三線」という高級感のあるバーや雰囲気のある路地で演奏をする、という企画を実験的にしていました。今回も同じように、劇場以外の場所で組踊を聴くことがコンセプトです。

OKINAWA Dialogで上演するということ

本企画で大切なのは、お客さんの居心地、だと考えています。どうやって会場にたどり着くか、開演までの時間に何をして過ごすか。他のお客さんや、演者とどのようなコミュニケーションが生まれるか。

そういったことについて、劇場とOKINAWA Dialogでの上演は、大きく違うのではないでしょうか。上演中には、スマホで写真やムービーを撮ってもらうのはもちろん、グーグルで検索しながらなど、それぞれのペースでリラックスして聞いていただけます。

とはいえ、なんだかんだ古典音楽の演奏が始まると、客席には緊張感が漂います。主催者としては、演奏場所を変えたり、お笑い芸人「キンピラゴボウ」によるMCをはさんだりと、緊張をほぐす方法を試行錯誤しつつも、三線の音が空気を変える瞬間を楽しんでいたりもします

キンピラゴボウと仲嶺良盛

演目について

演目は古典のまま、時間に収まるように抜粋はしていますが、ほとんど形を変えずに上演しています。ただし、コンパクトな上演形態を実現するために、本来は複数人で演じる組踊をたった一人で担っています。

こういった形式で組踊を聴ける機会は、あまりないかと思います。また、演者にとっても良い修行の場になるそうです。


カラオケ組踊

vol.2から始まって、欠かさずプログラムに入れているのは、「カラオケ組踊」です。ちょっとしたワークショップの後、仲嶺の歌三線に合わせて、お客様に組踊の「唱え」に挑戦していただきます。組踊好きの私にはたまらなく面白いです。どうか、皆さんにお楽しみいただけていますように…!

ちなみに、仲嶺が福岡県の小学校でカラオケ組踊をやってみたら、好評だったそうです。

お客様の声

終演後に実施しているアンケートなどから、一部を抜粋してご紹介します。

「初めて組踊をみました。国立劇場にも、行ってみたいです」

「カラオケ組踊があることで、歌詞をいかにゆっくり歌っているかがわかりました」

「もっと組踊の見方を知りたくなりました」

今後の発展

本企画は、スタッフを含めて最小で3~4名で上演することができる、コンパクトさも特徴です。これからはOkinawaDialogを飛び出して、他のコワーキングスペースや、企業さんのオフィス、はたまた県外へもいけるかも?と夢が膨らんでいます。

「58組踊」をココで聴きたい、というお声を、世界中からお待ちしています。

今後の公演情報については、ホームページやSNSをご参照ください! 次回の公演は、7月16日(月)14:00〜15:00を予定しています。

ライター:チューリップ平岡

チーム58組踊


58組踊の企画・制作は仲嶺良盛とチューリップ平岡のほか、勉強会「ウザシチ」のメンバーが担っています。また、演芸集団FEC所属のキンピラゴボウがMCで参加しています。